フランジ製品Q1. JISフランジの場合、一方に鋼製フランジ、もう一方に鋳鉄製フランジを接合は可能ですか? A. JISでは鋼製と鋳鉄製のフランジを接続可能なように、フランジの形状・寸法が設計されています。但し、一方がステンレス鋼製、他方が鋳鉄製の場合、絶縁処理が必要です。Q2.パッキンとガスケットの違いは何ですか? A. JISでは、パッキンは、回転運動、往復運動などの運動部に用いるシール(密閉部品)の総称で、動的シールとも言い、一方、ガスケットは、フランジ継手などの静止部に用いるシールの総称で、静的シールとも言います。また、Oリングは、パッキンだけでなく、ガスケットにも用いられます。Q3.呼び圧力10K、SOP/SOH(スリップオン溶接式)、平面座(RF)の組合せのフランジが販売されています が、使用可能でしょうか? A.この組合せの製品は、強度上の理由でJIS B 2220 規格外です。特に、強制法規でフランジはJIS によると定められている場合、注意が必要です。10K-平面座(RF)で溶接式を選択したい場合、WN(突合せ溶接式フランジ)がJIS で規定されています。Q4.フランジの最高使用圧力は、どのように規定されていますか? A.JIS B 2220 の場合の圧力-温度基準を参照ください。Q5.フランジに接続する鋼管のスケジュール番号を、どのように選択しますか? A.使用圧力に対応する鋼管のスケジュール番号はスケジュール番号=P/S×1000 で求められます。ここで, P は最高使用圧力(MPa)、S は材料の許容応力(N/mm2)例えば,最高使用圧力3 MPa の配管でJIS G 3454(圧力配管用炭素鋼鋼管)のSTPG370 を使用する場合,材料の許容応力を引張強さの1/4 とすると,スケジュール番号=3/(370/4)×1000=32.4 となり、安全をみてスケジュール40 の鋼管を使用すればよいことになります。Q6.フランジの呼び圧力10K の場合、どの鋼管を接続することが出来ますか? A.呼び圧力5K 及び10K の場合、主な鋼管としてJIS G 3452(配管用炭素鋼鋼管)(種類の記号:SGP)が接続されています。SGP の圧力-温度基準はJIS G 3452 で規定されていませんが、一般に 0~350 ℃、1 MPa以下で使用されています。Q7.フランジのガスケット座とガスケット形状の異なる組合せについて、例えば全面座(FF)フランジに、平 面座(RF)フランジの接続は可ですか? A.接続するフランジは、同じガスケット座同士が原則です。(FF とRF のように、)異なる ガスケット座同士を接続することは、やむを得ない場合に限定してください。Q8.JIS G 3448(一般配管用ステンレス鋼鋼管)(通称 Su 管)に接続可能 なJIS フランジは規定されていますか? A. JIS B 2220 に、Su 管用の溶接式フランジは規定されていません。JIS B 2309(一般配管用ステンレス鋼製突き合せ溶接式管継手)の附属書(参考)に、遊合形フランジが、Su 管用に参考として示されています。Q9.ライニング鋼管用のフランジはありますか? A. 1) 日本金属継手協会規格(JPF 規格)で、管端防食管フランジが規定されています。 A.2) 日本水道鋼管協会規格(WSP 規格)で、フランジ付ライニング鋼管が規定されています。 A. 3)国土交通省監修 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和4 年版には、2.5.3(4)塩ビライニング鋼管のフランジ接合の場合で、やむを得ずフランジを現場取付けする場合は、監督職員の承諾を受け、標準図(塩ビライニング鋼管及びステンレス鋼管の施工要領)により取付けるとされています。Q10.ボルト・ナットの締付けはどのように実施しますか? A. 1)一般に締付けトルクで締め付けますが、使用するガスケットにより締付けトルクが異なります。ガスケットメーカーが、ガスケットの種類毎の推奨締付けトルクを示しています。2)ボルトの締付け順序は、対角のボルトを順番に締め付ける「対角締付け」が実施されています